3年ほど前、当時の同僚と西武ドームにナイターを見に行った

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当時の西武のストッパーは、今ではロッテに移籍してしまった涌井が務めていた。この日も9回裏に同点ではあったが、ストッパー涌井が渡辺監督によってコールされる。球場には涌井の登場曲であるミスチルの「Tomorrow never knows」が響く。歓声が沸く。


桜井の粘着度の高い声で歌われる「とどま~ることをしらな~い」という歌詞と共に、ポーカーフェイスの涌井がマウンドに上がる。西武ファンにはお馴染みの光景だ。

だが、その様子を見ながら同僚はつぶやいた。

「なんかこの曲のチョイス、童貞くさいな」

自分だったら何を選ぶか


ふとした拍子に「もし自分がプロ野球選手だったらどうするか」と考え込んでしまうことがある。選曲を誤れば、たまたま観戦したイケメンサラリーマンに「童貞くさい」などと罵られるリスクがあるからだ。かといって、マイナーな洋楽などをチョイスして、ファンを置き去りにするのも気が引ける。

ライオンズで言うならば、栗山の「あ、やるときゃやらなきゃダメなのよ」(クレイジーケンバンド)、 秋山の「人にやさしく」(THE BLUE HEARTS)といったあたりが、絶妙なチョイスだと思う。(ちなみに岩尾の「ひとりじゃない 」(DEEN)も、一部世代のノスタルジーを直撃するよい選曲だと評価している)。

最後は、西口さんリスペクトで「ROCK AND ROLL HERO」(桑田佳祐)を選ぶと思うのだが、こうした自分の無難さを腹立たしく感じたりもしながら、このテーマは僕の頭の議会で延々と踊り続けている。

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