子育てに関わる言説って教条的なものが多いなぁ」といつも思っていたんですよね。特に食べ物のことになると、「○○は絶対ダメ」みたいな話をしょっちゅう見かけます。それだけなら、まぁ教育方針の違いで済むのですが、「○○は身体に悪い!」とか「免疫力が落ちる!」とかいう話になるとマイナス要素が多いと思うんですよね。聞いてる方も不安になりますし。

だからこそ、こういう本が必要だと思います。

食育

この本では、管理栄養士が、「子どもの食に関する疑問」について国の基準や科学的なデータを基に解説しています。といっても、難解な内容ではなく事例を交えながらわかりやすく解説しているので、全体として非常に読みやすい内容になっています。

いろいろと大変なママに寄り添う姿勢が素晴らしい


テーマである「食」に関する情報が充実しているのは、もちろんですが僕がこの本で何より素晴らしいと思ったのは、その執筆姿勢です。「こうしなさい!」「こうしないと大変なことになりますよ!」ではなく、「ここさえおさえていれば大丈夫!」と全体的に優しい論調なのです。

また、インターネット上で時に「手抜き」などと批判されるカット野菜やファーストフードについても「まぁデメリットもあるかもしれないけど、気を付ければ全然問題ないから、たまにはいいんじゃないかな」というスタンスを取っています。

子どもがいれば、ただでさえ忙しい日々が一層せわしないものになります。そうした中で「ああしなさい」「こうしなさい」と言われたら親はきっと疲れ果ててしまうと思うのです。だからこそ、「ポイントをおさえていれば大丈夫だよ」と言ってあげる姿勢が素晴らしいと思うのです。

こうした思いから著者へインタビューさせていただき、作成したのが以下の記事です。

「食育は栄養学。道徳だけでなく科学的な視点が必要」~管理栄養士・成田崇信氏インタビュー~ (1/2)「食育は栄養学。道徳だけでなく科学的な視点が必要」~管理栄養士・成田崇信氏インタビュー~ (1/2)

ちなみにメタモル出版さんつながりでいうと、昨年にはNATROMさんにもインタビューさせていただいております。

標準医療を否定する“ニセ医学”に注意せよ―内科医・NATROM氏インタビュー (1/2)標準医療を否定する“ニセ医学”に注意せよ―内科医・NATROM氏インタビュー (1/2)

どちらも役に立つ内容になっていると思いますので、本とあわせて多くの方に読んでいただきたいです。


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