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編集の仕事をする上で、逃れらないのがテープ起こしです。

でも、この作業、結構な時間と手間がかかりますよね。「この手間を減らすことができたら…」とお考えのメディア関係者も多いだろうと思います。

そんな皆様にオススメしたいのが音声入力を使ったテープ起こし。

やり方は、下記のような感じになります。

  • 1.静かな個室にPCを置き、Googleドキュメントを開く
  • 2.「ツール」→「音声入力」
  • 3.音声ファイルを流す
  • 4.静かに部屋から出て行き、テープが終わる時間まで待つ
  • 5.戻ってくると60%ぐらいの精度で書き起こされたテキストが!!!!

もちろん、この状態からテープを聴きなおして精度を高める必要はあるのですが、それでもかなり作業負荷を軽減できます。

文字起こしの精度はどれぐらいなのか?


その精度を測定するために実際の文章と、この方法で書き起こされた文章を比較してみました。今回比較に利用したのは、昨日から一部界隈で話題のこちらの記事の中でも刺激的なこの一節。

たとえば、新聞や出版社、広告会社などがそのベンチャーを取材し、掲載する前に事実関係の確認のために、メールやファクスで原稿を送る。すると、ベンチャーの広報担当者は得てして、原稿を大幅に改ざんする。こちらは、「事実関係の確認」を依頼したのに、事実をねじまげたり、事実そのものをカットしたりする。文意がまったく異なったものになり、意味が一読してわからない。

 それどころか、取材時の時にベンチャーの担当者が話していないことを新たに盛り込む。こちらに戻ってくる原稿はもはや、小説になっている。どこまでが事実で、どこからがフィクションであるのか、わからない。おい、おい、マジかよ…と思う(苦笑)。

ベンチャー企業の広報担当は、めちゃくちゃ使えない

こちらを音声入力で書き起こすとこんな感じになります(意図的に少し早口にしゃべってみました)。

例えば新聞広告会社などがそのベンチャーを取材し掲載する前に事実関係の確認のためにメールや FAX でするとベンチャーの子当社はえてして原稿を大幅に改善するこちらは事実関係の確認を依頼したのに事実をねじ曲げたり事実そのものをカットしたりするどの日が全く異なったものになり意味が一読してわからない

それどころか取材の時にベンチャーの担当者が話していないことをあなたにもこちらに戻ってくる原稿はもはや小説になっているどこまでが事実でどこからがフィクションであるのかわからないおいおいマジかよと思う

いかがでしょうか?この状態からテープを再度聞きながら、編集をかけることが出来るので、一からテープを起こすより、かなり楽です。

取材環境によっては、レコーダーの音が不明瞭な場合もあると思うので、そういう場合は、一度自分でファイルを聞いたままをしゃべって音声入力をするというテクニックを使うのもオススメです。

この技術が進めば、取材中からgoogleドキュメントの音声入力をONにして、終了後すぐに編集に取り掛かる…なんてことが出来る日も近いかもしれません。

メディア関係者の皆さんは是非お試しください。では本日はこの辺で。

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