最近、僕自身も片隅に籍を置くWebメディア界隈では、アメリカ発の人気メディアBuzzFeedの日本版が上陸することが話題になっています。

実際にどんな記事が載っているんだろうと思ってサイトにアクセスしてみて、目に付いたのはこんな記事

BUZZ

埋め込まれてるTweetの一つはこんな感じだった。


確かに面白い。僕自身も最初に見たときメッチャ笑いました。そりゃ、バズりますよ。

もちろん、BuzzFeedには、ジャーナリスティックな記事もある。アメリカのメディア業界に詳しい人のブログなどにいくつか目を通すと、調査報道などにも力を入れているようです。オモシロコンテンツでトラフィックを集めてマネタイズして、コストの割りにトラフィックの集まらない調査報道と両立させる。こうしたアメリカのネットメディアでの動きは、日本でも数年前から注目を集めていました。

同じブランドの中でやると違和感出てこないのかな…


こうした背景が、一部のメディアの猫画像まとめやTweet埋め込み記事の量産を後押ししてきたわけですが、日本でも同じことが通用するのかというと、個人的には疑問に感じています。

「いまはソーシャルの時代だから、誰もどのメディアに載ってるかなんて気にしていない。その一記事が面白いかどうかで判断される!」という意見もあるのですが、やっぱり「どんなメディアに載ってるか」というのは、読者がその情報の信頼度や関心度を決める上で重要なファクターになっているんじゃないでしょうか。

例えば、東スポが急にジャーナリスティックな記事を掲載して、「弊紙の調査報道の結果、○○党の議員が長年にわたり■■社から違法な形で献金を受けてきたことがわかった」とか言い出したら、それがたとえ事実であっても「お、おぅ…」「どうした、おまえ急に」ってなってしまうと思うんですよね。

あるいは、「LEON」みたいな雑誌が急にパチンコの広告とか掲載したら、ブランドイメージが壊れてしまうので、短期的には売上が上がっても媒体にとって見れば長期的にはマイナスに働くことでしょう。

BuzzFeedはどうなっていくんだろう


なので、「あぁあのシモネタ動画が一杯載ってるサイトでしょ」とか「あぁあの猫画像のメディアね」みたいなイメージが定着してしまうことのリスクと、調査報道のような硬派なコンテンツのバランスをどう考えるか、というのは結構難しい問題なんじゃないかと思うわけです。

「たまに硬派な記事も載る面白メディア」と「たまに面白い記事も載る硬派なメディア」の間には大きな乖離があるし、読者の求めるものも当然違ってきます。

業界が活性化するのは、とってもいいことですし、知り合いも参画するようなので、BuzzFeedの日本版にはとても期待しています。スタッフの陣容や体制を見るに、ある程度の存在感をネットメディア界で示すことは確実でしょう。

なので、個人的にはBuzzFeed日本版がどのようなブランドイメージを構築していくのか。そして、それは実態に即したものなのか、という点に注目していきたいと思います。

ちなみに冒頭の記事は「#CondomChallenge」というハッシュタグのまとめのようですが、これとかガチで危険な感じがします。日本で流行ったら死者が出そう……。





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