年始から、週刊文春の勢いが凄いですね。

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ベッキー、ジャニーズと来て、今週は現役大臣の金銭スキャンダル。

以前インタビューさせていただいた時に、新谷編集長が語っていた言葉が思い出されます。
私は、いつも「親しき仲にもスキャンダル」という話をしています。いくら仲が良い相手だろうが、書く時は書く。仲良くすることが目的ではなく、仲良くなって食い込んで情報を取るのが我々の仕事です。相手が誰であっても、書くべき時、書くべき内容であれば書くという姿勢が必要だと思います。もちろん嫌がられますけどね。

~「週刊文春」編集長・新谷学氏インタビュー~

「親しき仲にもスキャンダル」って。それもう全然「親しき仲」じゃないだろと思っちゃいますよね。

文春の調査報道にかけるリソースはハンパじゃない


僕が先日ある人のトークショーで聞いた週刊文春のエピソードも、その調査報道にかけるリソースの凄まじさを感じさせるものでした。そのエピソードとは以下のようなものです。

薬物問題で逮捕され社会復帰した芸能人に対して、ある文春の記者が「あいつはもう一回クスリに手を出すのでは」と仮説を立てたそうです。

記者は自らの仮説を実証すべく、その芸能人の地元である北海道のバーに東京から通い続けました。 何度も通った結果、記者はついに突き止めたそうです。

その芸能人は再び薬物に手を出すことなく更正しているという事実を。

・・・・・・・・。何度も北海道に行った結果、「空振りでした」で許されることこそ、文春の凄みだと思うんですよね。そんだけ経費かけたら、なんらかのアプトプット出さないわけには行かないですから、普通は。

記事にならないものにまで、これだけ労力を掛けているということは、ベッキーもジャニーズも甘利大臣もこれで終わるとは思えません。おそらく第一報を打った段階では、持っている情報のせいぜい10%程度しか書いていないのでしょう。

心配は無用だと思いますが、週刊文春だけは敵に回したくないですねw。

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