先月22日、プロ野球のドラフト会議が行われ、育成指名の28名を含む116名の選手が指名を受けました。

指名を受けた選手は、プロのスカウトたちから才能を見込まれたわけですが、すべての才能が輝けるかどうかは誰にもわかりません。プロに入ってからが本当に勝負であり、現役で居続けることが出来る選手は限られています。

というわけで、10年前、2006年のドラフトで指名を受けた選手たちのうち、現在まで現役を続けている選手の割合を調べてみました。

指名を受けた101人のうち現役なのは40人


元のデータはこちらを参照したのですが、この年は育成含め101人の選手が指名を受けています。このうち、それぞれ日ハム、横浜から指名を受けた長野、木村が入団を拒否していますが、両者とも後にプロ入りしています。

この101人の中で、いまだに現役なのは40人でした。それに対して、引退したのは56人、今シーズン終了後戦力外通告を受けるなど去就が不明な選手が5人という内訳になっています。割合にすると以下のようになりました。

データ

入団後10年間現役でいられる確率が40%と聞くと、想像以上に高い印象を受けます。もちろん、1年目から継続的に試合に出ている選手もいれば、戦力外ギリギリの地位で粘り続けているというような選手もいるので、一概に比較は出来ないという保留つきにはなりますが…。

ちなみに、この年のドラフトの出世頭は現在ヤンキースに所属しているご存知田中将大投手です。我らが西武ライオンズのエース、「しなやかな蒼き刃」こと岸孝之投手が入団したのもこの年。大隣、高谷、森福、長谷川、 福田という戦力を一度に獲得したソフトバンクの当たり年っぷりにも目を見張ります。

ちなみに、企業が続く割合と比較してみると…


継続率

少々古いデータですが、「2011年版 中小企業白書」には、上記のような図表が掲載されており、以下のような説明文がつけられています。
~起業した後、10年後には約3割の企業が、20年後には約5割の企業が退出しており、起業後の淘汰もまた厳しい~

プロ野球では、10年の間に約6割の選手が淘汰(引退)されるのに対し、企業では3割が淘汰される。つまり、メチャクチャざっくりとした比較ですが、プロ野球の世界の淘汰は企業経営の世界の倍ぐらいの厳しさということができるわけです。

データの扱いが雑なのであくまで話のタネですが


小一時間でババッと調べたので話のタネレベルですけど、こういう比較って面白いと思うんですよね。プロ野球選手の引退年齢とかももう少し丁寧に調べて、「何年後が危ないか?」というのを割り出したり、起業のリスクや、大企業における課長になれる率なんかと比較してみたら興味深いんじゃないでしょうか。

スポーツメディア、ビジネスメディアの皆さんは是非ご検討ください!アイデア料はいただきませんよ。

戦力外通告―プロ野球を「クビ」になった男たち

角川ザテレビジョン
売り上げランキング: 604,644

=================================
Twitter→

フィード登録はこちら→follow us in feedly