あくまで映画やドラマに基づくイメージではありますが、アメリカ人って気軽に精神科医に行くイメージありますよね。そして、グループセミナーやって、自分の依存症エピソードなんかを語りだすまでがセットになっているという。

そんなイメージをエピソードを交えて、実際に紹介してくれるのが「アメリカ人は気軽に精神科医に行く」 です。

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この本では、アメリカでサイコロジストとして働く著者が、アメリカと日本の精神疾患に対するイメージの違いや治療への考え方などを解説。アメリカで働く日本駐在員の家庭の例などを挙げながら、何かと我慢しがちな日本人の傾向などを指摘しています。

不倫した夫を精神科に連れてくって…


全体としては、非常に面白い内容だと思ったのですが僕が最も印象に残ったのは、不倫した夫にカウンセリングを受けさせる奥さんがいるというエピソード。

著書の中で、ある夫婦の不倫がカウンセリングによって分析される以下のようなエピソード紹介されます。
つまり、「自分よりも高収入で、社会的評価の高い妻」との関係が上手くいかず、自分への評価が低い男性が、余命いくばくもないがん患者の女性C子さんと出会ってしまった。C子さんは闘病中で、精神的な救いや支えを必要としていた。

Bさんは、職場ではC子さんよりも上の立場にいることから、彼女には精神的優位に立てます。また、プライベート面でC子さんの病気の相談に乗ることで、「彼女の中でのヒーロー」になることもできる。

そのような背景因子が揃った中で、Bさんは「スーパーヒーロー願望」がくすぐられ、あれよあれよという間に、C子さんと抜き差しならない関係へと突き進んでしまったのでしょう。

お、おぅ…。

確かに、こうした原因分析は必要かもしれませんが、不倫を許せるかはまったく別問題ですよね…。自身のキャリアが夫に劣等感を与えているという事実がわかった奥様は、それを解決するためにどういうこと行動をとるのが正解なんでしょうか。

このように、いろいろ考えてしまうわけですが、感情的な衝突を繰り返す前に、専門家の第三者いれようぜ!というのは、一つのアイデアとしてはアリなのかもしれません。

この他にも興味深い記述がたくさんあったので、寄稿をお願いして作成したのが以下の記事です。以前、作成した松本ハウスさんの記事なんかとあわせて読んでいただくと面白いと思いますので、ぜひご覧ください。

【寄稿】気軽に精神科に行くアメリカ人、我慢する日本人 - 表西恵 (1/2)【寄稿】気軽に精神科に行くアメリカ人、我慢する日本人 - 表西恵 (1/2)

芸人・松本ハウスが語る統合失調症からの社会復帰 (1/6)芸人・松本ハウスが語る統合失調症からの社会復帰 (1/6)

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