最近いろんなところで「Webライター論」や「編集論」みたいなものを見かけます。こうした記事にインスピレーションを受けて、僕も過去に自分が作った記事を漁ってみたところ、2013年に実施した菅付雅信さんへのインタビューを発見しました。

見栄を捨て、より"本質的な"ことにお金と時間を集中しよう~「中身化する社会」著者・菅付雅信氏インタビュー~ (1/2) 見栄を捨て、より"本質的な"ことにお金と時間を集中しよう~「中身化する社会」著者・菅付雅信氏インタビュー~ (1/2)

菅付さんといえば、「カット」や「エスクァイア日本版」の編集部を経て独立し、朝日出版社「アイデアインク」シリーズなどのヒット作を生んだ名編集者として知られています。現在では下北沢のB&Bで編集スパルタ塾なども運営されており、多くの編集者、編集志望者にとって憧れの存在なのではないでしょうか。

「ファーストハンド」と「キュレーション」


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上記のインタビューは、著書「 中身化する社会」の発売にあわせて実施したものなのですが、この中で、菅付さんは、今後のメディアについて以下のように語っています。
また、プロのメディアマンにとって重要なことは「ファーストハンド」であることですよね。いかにオリジナルのソースに触れているか、取材ができているか、コネクション持てているか、現場の渦中の人間の声を引き出せているか、といった部分です。
ファーストハンドであり続けるポジションにいる人、集団というのはサバイブできるでしょうし、それは世の中にとって絶対に必要です。しかし、ファーストハンドじゃない人、集団は厳しくなりますよね。

見栄を捨て、より"本質的な"ことにお金と時間を集中しよう~「中身化する社会」著者・菅付雅信氏インタビュー~


「ファーストハンド」=「直に触れること」の重要性を強調してるわけですが、面白いのはこの後にキュレーションの重要性についても触れているんですよね。
ただ一方で、情報のキュレーションであったり、編集というものにも僕はそれなりに価値があると思っています。それをやり続けるというのは、かなりプロフェショナルな技術が必要だと思います。

また、「ファーストハンドであること」がより重要になるのと同じように情報量は爆発的に増え続ける一方なので、それを的確にまとめて、しかるべき人に的確な形で伝えていく、その情報の編集・キュレーションには価値があるでしょうね。ですから、ファーストハンドの価値が高まると同時に情報の編集・キュレーション能力も重要になると思います。どっちが上、どっちが下ということはないと思いますね。

バイラルメディアなどの負の影響もあって、最近では「キュレーション」も「意識高いw」系のワードに成り下がった感もあるのですが、本来的にはやっぱり「プロフェッショナルな技術」なんだと思います。

ただ一方でメディアにはより「ファーストハンド」であることが求められているのも事実。単に取材しているかどうかというのではなく、菅付さんが指摘しているように「コネクション持てているか、現場の渦中の人間の声を引き出せているかといった部分」にこだわっていくことが重要なのでしょう。

こんな風に2年前のインタビュー記事ですら参考になるので、未読の方は是非、著作の方も読んでみてください。

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