先日、こんなイベントに行ってきました。

Webと新聞から考える、新時代のニュースとメディア【5/7(木)開催】 | Peatix Webと新聞から考える、新時代のニュースとメディア【5/7(木)開催】 | Peatix

ゲストは ログミー川原崎さん、朝日新聞メディアラボの山川さんハフィントンポスト中野さんで、司会はクレドというメディアをつくった前島さんが務めました。

Webメディアの収益はやる前から決まっている??


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「ニュースの未来」「メディアの未来」といった類の話は、結構いろんなところでされているので、それほど目新しい話題でないだろうとも思っていたのですが、わりと面白い話が聞けました。高校生から「朝日新聞は、去年誤報事件みたいのが起きたけどどうなんですか?」というド直球な質問が出たりもしてました。

個人的に面白いと思ったのは、川原崎さんの「コンサル目線で考えると、Webメディアというのは、どのジャンルでやるかで収益化できるかどうかが決まってしまう」という話。要は不動産とかクレジットカードとか株式投資とかCPMが高い分野じゃないとなかなかマネタイズしづらいということ。これは誰もが納得すると思うんですよね。

そうなるとメディアの収益化の道としてはバイアウトしかないのですが、メディアがメディアを買ってもあまり旨みがないと川原崎さんは指摘。そして、「例えばクレジットカード会社や占いに課金してるといった"出口"が設けられるところに売ること。つまり、仕組みと収益がセットになるところと協力すれば意味があるのではないか。そういう意味では、新聞社が新聞だけ配っているのはもったいない。それこそ野菜とか売ればいい」という話もしていました。

これに対して、山川さんは「販売網の活用は、実は今までやっていなかったのではなくて、地域によっては牛乳を運んだり、物販もしたりしていた」と回答。その上で、「新聞販売店は、完全に新聞を定期的に配るということに特化した組織だったので、なかなか融通が利きづらくカスタマイズが難しかった」とその課題を述べていました。

他媒体ではどんな記事が受けているのか


さて、Webメディアの片隅で働かせてもらってる僕としては「ニュースの未来」なんて大上段なテーマも大事なのですが、日々ウケる記事をどうやって作るかが重要ということで、質問してみました。

この質問に対する中野さんの回答は以下の2件。

佳子さまがICU入学 初々しいスーツ姿で笑顔(画像集) 佳子さまがICU入学 初々しいスーツ姿で笑顔(画像集)

パッキャオ vs メイウェザー、世紀の対決は何時に始まる? パッキャオ vs メイウェザー、世紀の対決は何時に始まる?

佳子様の入学式は多くのページビューを集めたそうです。一方、ログミーでははあちゅうが無双しているのだとか。

ゲスアワーの記事一覧 - ログミー ゲスアワーの記事一覧 - ログミー

川原崎さんは、「僕は意識の高いメディアをやりたいというのは全然なくて、結果的にログミーは意識が超高い人に読んでいただいている。でも、僕がやりたいのは"書き起こしの可能性を追求する"ことなので、そういう意味ではログミーをうまい具合に崩してくれている」と話すなど、ゲスアワーがかなりお気に入りのようでした。

これ以外にもいくつか面白い話がありましたが、個人的にはやはり「ニュースの未来はー」とか「ジャーナリズムはどうなるのかー」みたいな抽象論よりも、ゲストの皆さんの経験に基づく具体的な話の方が印象に残りましたし、勉強になると思いました。今後も暇を見つけては、こうしたイベントにお伺いしてみたいと思います。

池上 彰
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