今日は統一地方選挙の投票日ですね。投票に行かれた方はお分かりだと思いますが、投票箱の前に3人ぐらい「立会人」が座っていたと思います。
この立会人になれる機会があったので、実際にやってきました。

自治体で募集。説明会への出席が必要


今回、地元の自治体が「若者の選挙啓発」的な文脈で立会人を公募していたため、応募してみました。おそらく、それほど競争率も高くなかったのでしょう。あっさり当選して、事前の説明会の通知が届きました。事前説明会では、選挙担当の自治体職員から15分ぐらいレクチャーを受けます。

選挙染む
この時に、過去の選挙における投票場所ごとの期日前投票利用人数なども教えてもらえます。

予想してたけど、メチャクチャ暇


当日は8時15分ぐらいに会場入りして、8時半から業務スタート。といっても一緒に立会人をやる方々、区役所の方々と挨拶をしたら、後はひたすら椅子に座って投票を見守るだけです。投票箱の場所を案内したり(見りゃわかるのですが)、投票が終わった方にお礼を言ったりする程度。

同僚になった年配の方からも受けた注意も「昼食後は特に眠くなるから気をつけろ」ということでした。

僕が担当したのは、期日前投票1日目の月曜日で、この日の投票者は270名程。8時半〜20時の約12時間の間に270人ですから1時間に30人も来てません。そりゃ眠くもなろうというものですが、もちろん寝ると有権者からのクレームの対象になるので寝れません。

お弁当やお菓子も支給される


お弁当

長丁場なので、もちろん休憩があるのですが、昼と夜にお弁当が支給されます。また休憩スペースにはお菓子が設置されていますし、自治体職員の方々はとても親切です。まぁ、彼らにしてみれば自分もお客さんということなので、当たり前かもしれません。ただ、職員さんの方々からは一様に「申し訳ございません」というセリフを言い慣れている感を感じました。

仕方ないけど高齢者がめちゃくちゃ多い


平日の昼間だったので、ある程度は仕方ないのですが、やってくるのは高齢者ばかりでした。主婦らしき方もチョイチョイいたのですが、見るからに「若者」という方はほぼ皆無。270人のうち10人もいなかったように思います。

また、休憩中に職員の方から選挙に対するいろんなエピソードを聞かせていただきました。「過去にこの地区で同票数でくじ引き決着になったことがある」「毎回、同じクレームを入れてくる有権者の方がいる」などなど…。

職員に向かって「そもそも何でこんな時間にしか投票できないんだ!」「こんなに人数いらないだろ!税金の無駄だ!」といったクレームを入れてくるケースは比較的頻繁にあるそうです。また、個人的に驚いたのは、職員に「誰に投票したら良いか?」と聞く人がいるという話。

「○○党が支持してるのは誰?」「現職なのは誰?」なんて質問が出て来たりもするそうです。いつも自分が投票したら、さっさと帰るだけですからわからなかったのですが、いろんなことがやっぱりあるんですね。

報酬は13000円以上。1回はやってみる価値がある


報酬

10時間程度、業務をこなすと報酬がもらえます。食事も支給されるし、バイトとしてはそれほどわるくないかもしれません。ただ、あまりにも暇なので、個人的には1回やれば充分かなと思います。

ただ、1回はやってみる価値があります。「若者は選挙に行かない」「高齢者しか選挙に来ない」という手あかのついたセリフをかなりの実感を持って感じることができます。もちろん1日だけの経験ですから、サンプルとしては偏りがあるにしても、マジで若者全然来ません。

それに対して高齢者は何人も何人も来ます。杖をついていようが、車椅子にのっていようが投票所に来て、一票を入れて行くのです。その労力に比べたら健康な若者が、ちょっと面倒くさくても投票所に行くぐらい、何でもないことのようにも思えるのですが、それでも若者は全然来ないんです。これ実際に目で見てみると、骨身にしみますよ。

ともあれ貴重な体験なことは間違いないと思いますので、次回の選挙が近づいたら自治体のホームページなどをチェックしてみてください。

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