メディア関係のお仕事してると「新聞ヤバイよね!」みたいな話ってよく耳にしますよね。どれぐらいヤバイのか、というのは以下の記事なんかでわかりやすく解説されてます。

1年間で164万部減、1世帯当たり部数は0.83部まで減少…新聞の発行部数動向(2015年)(最新) - ガベージニュース1年間で164万部減、1世帯当たり部数は0.83部まで減少…新聞の発行部数動向(2015年)(最新) - ガベージニュース
この記事読んでて、ふと思ったんですよね。

「スポーツ新聞に限定するとどうなんだろ?」って

スポーツ新聞って普通紙以上にネットに取って代わられやすい気がするんですよね。プロ野球の試合結果とかヤフーの速報で十分だし、選手の談話とかも大概はネットで読めてしまう。かなり苦しいんじゃないだろうかと思って調べてみました。

上で紹介した記事の執筆者である不破さんと同じく一般社団法人 日本新聞協会のサイトに掲載されている「新聞の発行部数と世帯数の推移」の中からスポーツ新聞の部分だけ抜粋してグラフ化したのが以下です。

部数

2000年時点で600万部超えていたものが、2014年には360万部まで下がってきてますね。うーん確かに厳しそうです。

各紙の媒体資料だとどうなってんの??


ところで、メディアにとって何故部数やPVが重要なのでしょうか。その理由は影響力の度合い、広告出稿に大きく関わってくるからです。もちろん広告手法や想定しているターゲットなどの問題もありますが、広告主としては「部数やPVの規模が大きいところに出稿したい」という気持ちが大前提としてあるのではないでしょうか?

そんなわけで、苦しんでいるであろう各スポーツ新聞社の媒体資料をのぞいてみました。先程と同じように「一般社団法人 日本新聞協会」の「会員社一覧」のところに名前のある新聞社をピックアップして、それぞれが媒体資料に掲載している部数をまとめたのが下記です。

紙名 部数 媒体資料へのリンク
スポーツニッポン 1,771,715 スポーツニッポン
日刊スポーツ 1,661,828 日刊スポーツ
スポーツ報知 1,426,717 スポーツ報知
サンケイスポーツ 1,272,015 サンケイスポーツ
東京スポーツ 1,530,000 東京スポーツ
合計 7,762,275
※東京スポーツは、大阪スポーツ、中京スポーツなどを含む

あれ、700万部超えてないか????

これデイリースポーツなんかは、「会員社一覧」に名前がなかったので、上の表には入れてないのですが、だいたい67万部ぐらいらしいです。

この現状のほぼ倍近い部数の差はどこから来るんでしょうか?「新聞の発行部数と世帯数の推移」の数字が、配達だけで駅売りとかはカウントしてないとか、そういった事情があるのでしょうか。でも、普通「発行部数」といったら世に出た数全体と考えるのが自然ですよね。

雑誌などでも悪しき習慣として、「公称」と「実売」が乖離しているケースもあったりするようですが、それにしても、360万と700万部じゃだいぶ違いますよね。しかもデイリーとかカウントしてない新聞もあるわけですし。

この数字の違いの理由がわかる人は教えてください。

広告やメディアで人を動かそうとするのは、もうあきらめなさい。
本田 哲也 田端 信太郎
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