「『豆腐は白い』って書くと…」の話に代表されるように、ネットで文章書いてると避けることが出来ないのは、誹謗中傷や批判です。建設的な批判でも、言われた方は受け入れるのに、それなりに精神的エネルギーを使いますし、いわゆる「クソリプ」みたいなのものが来るとげんなりしちゃいますよね。

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引用元:photoAC
僕も普段はネット媒体の編集やってますけど、結構精神的にダメージ受けるんですよ。言ってる方は何気なく言ってるんでしょうけど、言われた方はそれなりにダメージで。僕も記事の感想とか、贔屓の野球チームへの悪口に近い叱咤激励みたいなものもつぶやきますから、お互い様なんですけど、傷つくものは仕方ない。

かといって、PDCAサイクルまわすためにも、記事の反響はチェックせざる得ないですし、何とか打たれ強くなる方法はないものかと常日頃から思っていました。

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某スーパー編集者からのアドバイス


2、3年前に、ネット上でも著名な編集者同士の対談イベントに出席する機会がありました。ちょっと記憶に曖昧な部分があるんで、実名は挙げませんが、ベストセラーも出している優秀な編集者同士の対談で、非常に面白かったです。最後に、質問する機会があったので聞いてみたんですよ。

「記事の反響とかに批判的なものがあったら、凹んじゃうんですけど、どうやって心を鍛えればいいですか?」って。それに対する回答はまぁ基本的に「気にすんな!」っていう実も蓋もないものだったんですけど、併せて教えてくれたその人のエピソードは今でも印象に残ってます。

某スーパー編集者「僕なんかネット上での悪評を心配した実家の親から電話掛かってきたことありますからね。」

某スーパー編集者「2chで自分の実名が入ったdisりスレのPartが二桁にのってから本番ですよ。」

心が折れそうになった時は、この言葉を思い出し、「俺なんかまだスレも立ってないから大丈夫」と自分に言い聞かせてます。

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