島耕作の作者、弘兼先生の育児論が注目を集めているそうですね。

『島耕作』作者・弘兼憲史氏「育児に熱心な男は出世しない」│NEWSポストセブン『島耕作』作者・弘兼憲史氏「育児に熱心な男は出世しない」│NEWSポストセブン

まぁ、これは雑誌に掲載された記事の一部ですから、全体読めばもう少しマイルドな感じなのかも知れません(逆の可能性もありますけど)。さて、それでは弘兼先生の生み出した“究極のサラリーマン・島耕作”はどのぐらい育児に参加しているのでしょうか?ざっくり記憶とネットで検証してみたいと思います。

ちなみに、僕は以前お話しした通り、「島耕作検定」の合格者であり、「島耕作通」です。ただ、手元にコミックスがないので、ネットと記憶を便りにした情報であるため、「違うよ!」という点がありましたら、優しく教えてください。

島耕作

島耕作に子どもは何人いるのか?


まず基本ですが、島耕作には最初の妻である島怜子との間に長女・島奈美がいます。1977年、島耕作が30歳の時に生まれた子で、離婚後は怜子のもとに身を寄せていますが、徐々に島耕作と共に過ごすようになったとのことです。(※wikipediaだと79年生まれ)

また、島耕作は1985年から1年間「ハツシバアメリカ NY支社」に単身赴任していますが、この間にアメリカ人女性アイリーンと黒人男性ボブを交えた3人で関係を持っています。そして、アイリーンの妊娠をしったタイミングで日本に帰国。アイリーンから生まれた子は、島の子だったのですが、育児はすべてボブが面倒を見ることになりました。とんでもない離れ業やってますね。島耕作は。

ちなみに、全国100万人を超える島耕作ファンには説明不要ですが、このアメリカでの娘ナンシー・アレンは、ハーフのシンガー・ニャッコとして日本でデビューし、曲が大ヒット。関連のレコード会社に出向していた島の手柄を作るという話の筋書きになっています。

まとめると、島耕作の子どもは島奈美とナンシー・アレンの2人。ただし、ナンシー・アレンについては前述の通り、ほとんどボブとアイリーンが育てているので、育児参加をしていないということになります。

娘である島奈美の子育てには参加していたのか


課長時代の島は、前述のアメリカの他に、京都、フィリピンに単身赴任しています。島奈美が10歳になる1987年には京都に赴任しており、その時に妻の怜子も広告代理店電報堂の奥本と不倫しているという状態です。

作中、奈美の学校行事などが描かれた記憶はありません。しいていうならば、京都赴任直後、部下との関係に悩んだ島が奈美に電話で相談し、部下との関係が改善するという描写がある程度です。このように、島は育児に積極的な様子はまるでない(それどころか各地で不倫しまくっているw)にも関わらず、娘との関係が円滑に進むという奇跡の男なのです。

まとめ


検証するまでもなかったのですが、とりあえず島耕作は全然育児に積極的じゃありませんでした。まぁ島耕作は女性と関係を持つたびに出世するという特殊スキルの持ち主です。なんで、もしこの能力を持っていたら、育児に積極的である必要なんかないんじゃないすかね。

もちろん、多くの人が島耕作のようにはなれませんし、島が生きてきた時代と現代とでは状況が違う訳ですから、育児を奥さんに丸投げするようなことはしない方がいいと思います。

参照リンク
登場人物紹介 - 島耕作検定
島耕作 女性関係年表 - 陽平ドットコム~試みの水平線~ 
島耕作と日経ビジネスの歩み - 日経ビジネス