最近、モーニングで「バトルスタディーズ」っていう漫画が始まったんですよ。

バトルスタディーズ / なきぼくろ - モーニング公式サイト - モアイバトルスタディーズ / なきぼくろ - モーニング公式サイト - モアイ

狩野笑太郎、15歳。本日、あこがれの野球名門校・DL学園に入学します——!

高校野球は汗と涙と友情だけじゃない! 甲子園に出るために、人生のすべてを懸ける高校球児たちを描く、超絶リアル野球漫画!
プロフィール欄に書いてありますが、作者のなきぼくろ先生はPL学園出身。DL学園のモデルは言うまでもなくPL学園なわけです。

野球ファンには常識だと思いますが、PL学園といえば、「3年神様、2年平民、1年奴隷」」と言われるぐらい上下関係が厳しいことで有名です。こうした上下関係の中で育つとドラコンズで活躍した立浪ぐらい気遣いの出来る男になるらしいです。

例えば、こんなことがあった。今シーズン前、一緒に海外でゴルフをする機会があった。食べ物や飲み物をのせたカートがゴルフ場を周回していたのだけれど、そこでホットドッグを買って食べた。僕はここで驚くべき光景を見たのである。

一緒にプレーで回っていた人がいて、彼もホットドッグを買った。立浪さんはそれを販売員から受け取ったあとに、ケチャップを手に取った。

プラスティック容器に入ったケチャップを使う時、ピュッと押すと最初に透明な汁のようなものが出てくることがある。立浪さんは、一瞬ピュッと自分で紙ナプキンの上に汁を出したうえで、ケチャップを適量つけて、手渡した。

立浪さんのことだから、その相手がどれくらいの量のケチャップが好みで、マスタードは好きなのか嫌いなのか。それも日頃の洞察から、すべて計算していたはずだ。その証拠に、受け渡された方も「ありがとう」と言って美味しそうにホットドッグを頬張った。

球道即仕事道 - WEB GOETHE


これは凄いんでしょうか…。いや、凄いんだろうけど、微妙な気もします。

a1180_013608

それは、さておきPL学園について調べてみたところ、結構面白いページを見つけました。ソーシャルメディアだなんだという、この時代にまさに“ホームページ”というノスタルジーすら感じさせるページなんですが、これがめちゃ面白い。

イナリの野球流儀イナリの野球流儀

PL学園で福留、中央大学で阿部慎之助と一緒に野球をやった方の記録なのですが、これ本当に面白いです。

体育以外の授業は、みんなほとんど寝ていた。一生懸命教えてくれていた先生方には大変失礼なことだが、それをわかってくれる先生も多かった。

「清原や立浪、甲子園で優勝した連中も、君らと同じように、よう寝とったわ。しんどいのは、ようわかってる。でもな、桑田だけはちゃんと起きとったぞ。あいつが寝たとこなんて、見たことあれへん。そういう努力は報われるもんやで」

ある先生は、そのようなエピソードを話してくれたことがあった。

12.PL学園野球部の長い一日 - イナリの野球流儀


なんJ界隈だと有名みたいですが、こういうエピソードがさらっと出てきます。最初見つけた時は、しばし、時間を忘れて夢中になってしまいました。上記したように、清原や桑田といった誰もが知っているPL出身の選手はもちろん松井稼頭央などが出てくるエピソードもあって、野球ファンなら半日はつぶせる内容になってます。

Webの世界にはまだまだ優良なコンテンツが埋もれてるんだなと実感しました。