今年の選手権は、星稜高校の優勝で幕を閉じました。今回の大会の得点王は、3得点で7人が並んだそうです。今のサッカーでは、かつてのように「ストライカーらしいストライカー」が出にくくなっているということなのかもしれません。
ところで、歴代の選手権得点王って、その後サッカー選手としてどれぐらい大成したのでしょうか?気になったので、ここ20年の面子をざっくり調べてみました。参照元はwikipediaがメインなんで、細かい間違いはあるかも。出場試合数は、原則J1をカウントしたので、J2や海外リーグは含まれてません。
年 | 名前 | 得点 | 進路 | プロ | 出場試合数 | 得点 |
2012 | 小屋松知哉(京都橘) | 5 | プロ | ○ | 1 | 0 |
2012 | 仙頭啓矢(京都橘) | 5 | 進学 | ― | ― | ― |
2011 | 浅野拓磨(四日市中央工) | 7 | プロ | ○ | 5 | 0 |
2010 | 樋口寛規 (滝川二) | 8 | プロ | ○ | J1出場なし | ― |
2009 | 山本大貴 (ルーテル学院) | 5 | 進学 | ― | ― | ― |
2008 | 大迫勇也(鹿児島城西) | 10 | プロ | ○ | 173 | 57 |
2007 | 大前元紀(流通経済大柏) | 7 | プロ | ○ | 136 | 43 |
2006 | 小室俊之(作陽) | 4 | 進学 | × | ― | ― |
2005 | 迫田亮介(鹿児島実) | 5 | 進学 | × | ― | ― |
2004 | 福士徳文(盛岡商) | 4 | 進学 | × | ― | ― |
2004 | 糠谷祐真(前橋商) | 4 | 進学 | × | ― | ― |
2004 | 山下真太郎(鹿児島実) | 4 | 進学 | × | ― | ― |
2003 | 平山相太(国見) | 9 | 進学 | ○ | 204 | 50 |
2002 | 平山相太(国見) | 7 | 進学 | ○ | 204 | 50 |
2001 | 片桐淳至(岐阜工) | 6 | プロ | ○ | 42 | 2 |
2001 | 柴崎晃誠(国見) | 6 | 進学 | ○ | 73 | 2 |
2000 | 大久保嘉人(国見) | 8 | プロ | ○ | 354 | 153 |
1999 | 石黒智久(富山第一) | 9 | 進学 | △ | J1出場なし | ― |
1998 | 林丈統(滝川第二) | 8 | プロ | ○ | 309 | 49 |
1997 | 金古聖司(東福岡) | 5 | プロ | ○ | 90 | 6 |
1997 | 河村優(藤枝東) | 5 | プロ | ○ | J1出場なし | ― |
1996 | 北嶋秀朗(市立船橋) | 6 | プロ | ○ | 290 | 70 |
1996 | 日下亮(市立船橋) | 7 | 進学 | × | ― | ― |
1995 | 吉原宏太(初芝橋本) | 7 | プロ入り | ○ | 289 | 74 |
過去20年間、24人の得点王の中では、大久保が圧倒的な数字を残しています。年代が今に近づくに連れて数字の積み上げが不利になることを考えると大迫、大前あたりの数字も立派なものだといえるでしょう。
選手権で得点王を取るぐらいの才能があっても1/4ぐらいはプロ入りすらしないんですね。ちなみに、2004年の得点王である福士さんは現在慶応大学体育研究所にいるみたいです。
こういうデータを過去にさかのぼって、いろいろやると面白そうだと思いました。よく言われてるけど、日本代表の中で、ユース出身組と高校サッカー出身組の比率がどんな風に変化していったかとか、時系列で見たら結構面白いんじゃないですかね。